朝礼 9月24日
エッセイ
2019.09.24
本日の朝礼担当は私でしたので、以下に話した内容を紹介します。
小学一年生という雑誌の10月号が家に置いてありました。
家にはそんな小さな子供はいませんが、本のふろくが欲しくて買ってきたそうです。
どんな付録かというと、ドラえもんの道具であるアンキパンが作れるというふろくです。
食パンにふろくの型を押し付けてパンを焼くと、焦げ目で押し付けた文字や絵が強調されるというものでした。
楽しそうなのでふろくを借りて実際にやってみると、1回目は全然うまくいきませんでした。
型をパンに押し付ける力が弱かったのだろうと予測し、2回目をやるときは極端に強く押し付けて焼いたら、ものすごくキレイなアンキパンができました。
話は変わって、仕事のことなのですが、切削加工で面粗度に不満があり、色々と改善を試みたのですが、思ったような改善が見られないことがありました。
試しに全く同じ加工データで、切削工具の回転数だけを極端に上げてみたところ、面粗度が劇的に改善されました。
物事がうまくいかないとき、失敗を恐れるあまり、問題はないだろうという狭い範囲でテストすることが多いと思います。
ですが、それだとよくなっているのか、悪くなっているのか判断つかないことがよくあります。
今話したアンキパンも加工条件も極端に変更したことでうまくいった例です。
自分の判断で極端なことをテストすることに恐怖心があるときは、上司に相談して、安全には十分注意して失敗を恐れずにチャレンジしてみてください。
思ったような結果が得られなかったとしても、この考え方や、やり方ではうまくいかないと学べ、次のステップに前進できるので悪いことでないと思います。
前向きなチャレンジはどんどんしていって欲しいと願っています。
以上が朝礼で話した内容になります。
朝礼についての関連記事:朝礼
加工条件についての関連記事:切削条件の変更で劇的変化