金型磨き
加工技術
2019.08.26
当社で製作するアルミ鋳造用金型は、磨きに費やす時間を極力少なくするように心掛けている。
キャビティ形状は鏡面仕上げの必要はなく、カッター目残りや工具段差がない程度の仕上がりでOKとしている。
機械加工は過剰な面粗度品質にはせず、軽い磨きとショットブラストにて完了できる程度で仕上げている。
ステップ1
機械加工で残っている、カッター目や加工段差が大きい部分を、エアー式ラップ機(UHT社 ターボタップ)にて均す。
ステップ2
ショットブラストにて、キャビティ部と型見切り全体をショット掛けしカッター目や工具段差をなくす。
ショット掛けでも耐えられる加工品質と、ターボラップ掛けとショット掛けの併用で、劇的に磨き時間が短縮出来ている。
ショット掛けによる、金型の凸ピン角部のダレもほとんど見られない。