機嫌よく生きるについて
エッセイ
2020.06.04
機嫌よく生きる
先日、自分自身が不機嫌な状態でした。
このままでは『楽しくない』と思い、機嫌よく生きることについて考えてみました。
一緒に居たくない人と居たい人
こんな人と一緒に居たくないと思う人のアンケートをした結果、ダントツの1位が「機嫌の悪い人」だそうです。
意地悪な人、嘘つきな人、下品な人、いろいろある中で「不機嫌な人」が一緒に居たくない人のチャンピオンです。
一緒に居たくない人のチャンピオンになってました。
確かに、意地悪な人、嘘つきな人、下品な人と居ても楽しい状況は想像できますが、不機嫌な人と一緒に居ては楽しい状況を想像できません。
ドイツの詩人であるゲーテも『人間の最大の罪は不機嫌である』と言っています。
不機嫌な人が1人いるだけでものすごく気をつかうし、その場の雰囲気も台無しになってしまいます。
反対に一緒にいて心地いいと思われる人、それはどんな人かというと、ある大学の調査ではありますが、結果はご機嫌な人なんだそうです。
ご機嫌な人
もう少し具体的に言うと「怒りのコントロールがうまい人」なのだそうです。
怒りのコントロールがうまいから、いつもご機嫌でいられるし、周りの人からも好かれるって言うことです。
つまり機嫌よく生きるのに一番大切なことは、怒りのコントロールさえ出来ていれば、いつでもご機嫌でいられるわけです。
怒りのコントロール方法
どうすれば怒りをうまくコントロールできるのか?
非常に簡単な方法で、たった1つのことを自分自身に言い聞かせてあげれはいいのです。
それは何かっていうと「人間は不完璧な生き物」と自分自身に言い聞かせることです。
人間は欠点があって当たり前、完璧な人間などいないし、年齢、性別、国籍、環境によっての価値観も異なります。
ストレスでイライラしてしまう時もある、素直になれない時だってある、ミスを繰り返してしまう時もある、掃除、早起き、ダイエット、やればできるって分かっているけど日常的にできない、それが人間といものです。
自分が自分の思う完璧をやり続けたとしても、他者からは完璧に写っていないでしょうし、他者に強制できるものではありません。
人間は誰でも、不完璧な生き物なのです。
例えば、相手が待ち合わせの時間になっても現れないといってイライラせずに『そんな事もあるよね。最近忙しそうだったから寝坊でもしたかな?』とか、お腹が空いていて、なかなか御飯の支度が終わらない配偶者やお母さんにイライラせずに『いつもおいしいご飯を作ってくれるだけでもありがたいよな』とか、ガミガミと怒る上司に対して『部長は部長で大変で、いろんなものを背負っているから思ったようにならないとイライラもするよね』みたいに考えてください。
他人の影響であっても、自身の影響であっても、自分が不機嫌な状態だと感じたら「人間は不完璧な生き物」と不機嫌が収まるまで頭の中でつぶやく。
この非常に簡単で、たった1つのことを自分自身に言い聞かせ『ご機嫌で楽しく生きて行けたらいいな』と思います。