エンドミルの切れ刃状態確認
エッセイ
2020.12.21
結論から言いますと、スマーフォンを使って切れ刃の状態を確認します。
最近、老眼がとどまることなく進行しています。
エンドミルなどの切削工具の磨耗状況を目視確認しようとしても、状態は全く分からないことが多くなりました。
拡大鏡を使っても今一つハッキリと確認できません。
筆者は、iphone11を使っていて、これを使って写真撮影した画像は、なかなか美しいと個人的に思っていました。
そこで、試しにiphone11のカメラを使って写真撮影をし、刃先を確認してみると、スマーフォンの画面を通してエンドミルの刃先状態が十分確認できましたので、その方法を紹介しておきます。
- iphoneの「カメラ」アプリを起動します。
- 写真モードにします。
- ピンチアウト(2本の指で画面を軽く触れたまま押し広げる操作)をして、最大の拡大倍率(5×)にします。
- 被写体(今回の場合はエンドミルの刃先)にカメラのレンズをピントが合う範囲でなるべく近付けます(およそ5㎝)。
- ブレないように脇を締めてシャッターを切ります。
- シャッターボタンの左側にある「写真」の部分をタップして撮影した画像を表示させ、ピンチアウトで更に画像を拡大して見たい部分を確認します。
上記のように確認すると、かなり拡大して確認ができますので、今まで見えなかった刃先の状態がよく見えるようになります。
iphoneの機能で、「拡大鏡(虫メガネ)」を使っても同等の拡大ができますが、筆者は解説した方の手法が好みです。
iphoneでしか試したことがありませんが、一昔前のデジカメと比較しても断然きれいに撮影できると思いますし、いつも携帯しているスマートフォンで手軽に確認できますので、老眼の方は特におすすめのです。
技術進歩の恩恵を受けることで、見えないものは拡大すれば、手軽に世界が変わって見えるようになります。
新しく設備投資などしなくても、身近にあるものを有効に使うことで新しい世界を手に入れられることもあるので、情報を仕入れることを怠らず、困っていることや問題になっていることとマッチングできるように経験を積んで、活用できるようにしていきたいと感じています。