向かい風は味方
エッセイ
2020.05.14
朝礼の担当で社員の前でスピーチをしたときに、話したい内容の序盤でつまずいて『あっドジった』と思ったら、話したいと思っていたことがすっ飛んでしまい、頭が真っ白になり、言いたいことが思い出せなくなりしばらく沈黙が続きました。
思い出せそうになかったので「完全に飛んでしまいました。また今度やり直しますので今日はごめんなさい」と言ってスピーチを終わりにしてしまいました。
その後、新型コロナウイルスの感染予防対策で朝礼の中止が続いているので、朝礼の担当が訪れません。
以下に書き記したことが、話したかった内容をまとめたものです。
「ピンチはチャンス」ってたまに耳にする言葉だと思います。
「チャンス」は追い風で「ピンチ」は向かい風とも考えることができます。
これをヨットに例えた話なんですが、追い風のとき前に進むことはなんとなく分かると思うのですが、向かい風のときでも斜め40゜位にジグザグしながら前に進むことができます。
これはヨットの帆にうまいこと風に当てて揚力っていう力を使って前に進んでいるそうです。
ここからが本題で、僕たちは向かい風「ピンチ」のときに帆をどの角度にしたら前進できるのかを探ることが大切で、当社の行動指針でもある「考え続けて動き続ける、そしてやり抜く」という事につながると思います。
ヨットを進めるのに一番の敵は風がない無風状態です。
だから「考えない動かない」っていう無風状態では今期の方針である「現状打破」に遠い存在になってしまいます。
「不良が出た」とか「これめんどくさいなぁ」とか「日程に間に合わない」とかの向かい風が吹いたときは、この『ヨット理論』を思い出して、前に進む帆の角度を探ることを習慣にしてください。