測定新設備の導入
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2020.01.14
HEXAGON製のポータブル三次元測定アーム「Absolute Arm 8520 7 軸モデル」と統合して使用できる「RS5 レーザースキャナー」を導入した。
3D計測したデータを管理・解析するためのソフトウェアソリューションとして 「PolyWorks Inspector」も導入した。
この設備を導入した主な目的は、金型の3D形状に対して非接触で曲面測定して、3Dモデルとの比較照合を行うためである。
導入したレーザースキャナーによる非接触測定の測定精度は±45ミクロン程度だから、金型製作精度のすべてを保証できるものではないので、門型の接触式の三次元測定器と併用することで、接触ポイントでの寸法保証とポイント測定では測定できていないほとんどの部分を非接触測定で特異部分がないかを確認することで保証の信頼を高めることが可能だ。
今まで榮製機に存在していた設備の増設や延長線ではなく、新たな設備を導入することで、 非接触測定をするために他社に依頼しなければならなかった工程が、自社で完結できること、非接触測定を活用しなければ受注できなかった案件に対して、今までならは消極的に受け身的な受注になっていたものが、積極的な受注活動に転じることができること、今まで行っていなかったビジネスに活用することも考えられること、たくさんの可能性に大きな意味を持つと考えている。
今は導入したばかりで、思ったように扱えなかったり、やれることが分かってなかったり、問い合わせをしようにもコマンドの名前も分からないし、どうやって聞いたらよいのかも難しく、一つ問い合わせるにもスムーズに進まない状態である。
やりたいことができるようになって、いつも同じことをやっていると、頭が凝り固まって勝手に出来ることと出来ないことを区別してしまうことがないように、こんなことはできないだろうかと想像してみてメーカーに確認したり、お客様の困りごとやチャレンジングな課題に対して取り組んだりして「榮製機だから任せてみよう」と言ってもらえるようにしたいものです。
「榮製機にこんな設備があるんだったら、試しに使ってみようか」というご用命がございましたら『ご相談・お問合せ』よりお願い申し上げます。