ベルトストリング
安全衛生
2019.10.18
ベルトストリングとは、玉掛け作業に使用される繊維で出来た紐状の吊り具である。
当社では、手作業で持ち運びができない重量物で、吊り用のタップ加工がなかったり、マグネットでは十分な吊り上げ荷重が確保できない場合に「ベルトストリング」を使用する。
使用頻度は決して高くはないのですが、これがないと吊り上げることができない場合があるので必需品である。
玉掛け作業者が、これまで使用していたベルトストリングに損傷があることを発見したので、社内にあるものを全て点検し、損傷が見つかったものは全て処分し、 最小限必要な4本を購入した。
今回購入したベルトストリングの仕様は以下の通り。
- 耐荷重「1.6t」
- 長さ「2m」
- ベルト幅「50㎜」
ベルトストリングの使用上の注意点は、
- 最大荷重を超えるものは吊り上げてはならない
- 直方体などの角張ったものを吊るには、必ず当てものを角部に装着する
- 吊り荷の温度が高温ではないこと(100℃以下)
- ベルトストリングを持ち運ぶ際に、磨耗して損傷するおそれがあるので、 地面や床の上をひきずってはならない
以上のことに注意して安全に使用し、点検も怠らないことが大切である。