鉄板をR20程度に曲げるなければならなくなりました。

当社の金型事業部では、鉄板の曲げを経験した社員がいなくなり、技術継承がしっかりと出来ていません。

そもそも近年は鉄板を曲げる作業が必要な時は、外部に委託して作ってもらうことがほとんどでしたが、今回はほんの少しのことでしたので、自社での曲げを試みてみました。

プレスのパンチに相当する部分は社内に転がっていた丸棒の鋼材を使い、ダイの代わりにマグネットVブロックを使い、力はハンマーにて伝達しました。

どれぐらい思ったように曲がるか分かりませんでしたが、やってみると案外簡単に、そして思ったように曲げることができました。

鉄板全体が「R」に曲がるように、鉄板の位置をずらしながら曲げるを繰り返し作業をして、出来上がったものがトップ画像の曲げた鉄板になります。

鉄板の曲げや板金加工が得意なメーカーさんから見たら、随分と低次元な話かと思いますが、思ったよりも上手く曲げが出来たことの記念として記事にしてみました。