デマンドコントロール
エッセイ
2019.08.05
『デマンド』とは
電力デマンドのことを示し、瞬間電力が本来の意味である。
電力会社との取引は、デマンド(瞬間電力)ではなく、 30分間で区切られた時間での平均電力の最大値を基準として1年間の契約電力基本料金が算出され電気料金が決まってくる。
電気料金=(契約電力×基本料金×力率)+(実際の仕様電力×単価)
ここでは『デマンド』=30分単位での平均電力値のこととして話を進める。
例年、7月~8月のどこかで年間の最大デマンド値が記録され、一度記録された最大デマンド値が契約電力として1年間有効となり、電気料金に大きな影響を及ぼす。
したがってこの時期の『デマンドコントロール』がとても大切である。
当社では デマンド値を監視する装置を設置し 、最大デマンド値目標を設定して電力を常に監視している。
目標値を超えそうになると警告アラームが発信されるので、装置が設置してある部署から社内アナウンスで、各エアコンの温度設定を1℃上げるように指示が発令される。
30分単位の区切られた時間を経過したら、元のエアコン温度設定に戻してOKとしている。
この繰り返しでデマンドコントロールをしている。
現在はエアコンの温度設定のみでデマンドコントロールしているので、従業員へは大きな負担になっていないと考えている。
デマンド値を監視する装置が設置してある部署が率先してエアコンのコントロールをして、社内アナウンスをしないで済むようにしているとの話も聞いたことがあるので、無理をしないで欲しいと思っている。
これから、まだまだ暑い時期が続くが、体調には十分気を付けながら働いていただくことを願っている。