3Dモデリング
エッセイ
2020.04.27
榮製機株式会社 金型事業部では、金型や金型部品を作る際に「3Dモデル」が必要になる場合があり、3Dモデルを作るための「3Dモデリング」スキルが必要になることがあります。
3Dモデリングとは、縦と横しかない2D(平面)に高さ(奥行)を加えることによってできる3Dを、コンピューターグラフィック上でCADソフトを使って、物体を構築していく作業のことです。
2D図面を用いて3Dモデルを作りあげていくこともありますし、頭の中にあるイメージを基にデザインしながら3Dモデルを作っていく場合もあります。
最近では、取引先から基本となる3Dモデルを受け取り、このモデルに金型に必要な要件を折り込んで、編集しながらモデルを作ることがほとんどになってきています。
3Dモデルは「IGES」「STEP」「 Parasolid 」「SAT」「 ACIS 」などを用いることによって、異なる3D-CADの取引先などへ受け渡しが可能になります。
異なる3D-CADのデータ互換性は、個人的な見解では 「STEP」「 Parasolid 」 がお勧めだと思います。
3Dモデルの使い道はいろいろあります。
当社では、3Dモデリング作業によって作った3Dモデルを使って、金型設計、図面の作成、CAM(マシニングセンターなどのCNC工作機械を自動で動かすためのNCデータを生成するためのシステム)作業、三次元測定や非接触測定で比較するための基本形状データとして使っています。
他にも、3Dプリンターと呼ばれる三次元の製品を生成する装置の元データとして使われたり、建造物やプラント設計、カタログなどの二次元で表現する場合のイメージ作りや、アニメーションのアングルイメージを正確につかむための道具として使われることあります。
榮製機株式会社 金型事業部では、3Dモデル作成の受注もうけたまわっていますので、ご相談お待ちしております。