切削条件で使う計算式
加工技術
2019.10.24
回転数、切削速度、テーブル送り、1刃送り、カスプハイト、の5項目についての求め方を解説します。
回転数
N=(1000×V)/ (π×D)
- N:回転数( min−1 ) 1分間での回転数
- 1000:mm(ミリメートル)とm(メートル)の単位を合わる
- V:切削速度(m/min) 刃物外周が1分間で動く速度
- π:円周率(3.14159・・・)
- D:工具直径(mm)
切削速度
V=(π×D×N)/1000
- V:切削速度(m/min) 刃物外周が1分間で動く速度
- π:円周率(3.14159・・・)
- D:工具直径(mm)
- N:回転数( min−1 ) 1分間での回転数
- 1000:mm(ミリメートル)とm(メートル)の単位を合わる
テーブル送り
F=N×fz×Z
- F:テーブル送り(mm/min) 1分間で被削材が動く移動量
- N:回転数( min−1 ) 1分間での回転数
- fz:1刃送り(mm/tooth) 切れ刃1枚あたりの切削量
- Z:刃数 回転した工具の円周上にある切れ刃の数
1刃送り
fz=F/ (N×Z)
- fz:1刃送り(mm/tooth) 切れ刃1枚あたりの切削量
- F:テーブル送り(mm/min) 1分間で被削材が動く移動量
- N:回転数( min−1 ) 1分間での回転数
- Z:刃数 回転した工具の円周上にある切れ刃の数
カスプハイト
h=P²/ (8×R) (近似式)
- h:カスプハイト(mm) 理論加工面粗さ(下図参照)
- P:加工ピッチ(mm) 下図参照
- R:ボール半径(mm)